AIが進化しても、なぜ出張型カーテンコーディネートが必要なのか?
- films Oz.
- 4月24日
- 読了時間: 4分
最近、AIでカーテンやインテリアが選べる時代に。
近年、AI技術の進化により、インテリアのコーディネートやカーテン選びも驚くほど手軽になってきました。 スマホひとつで、カーテンの色合わせやブラインドのスタイルシミュレーションができるアプリも多数登場しています。
「AIでインテリアを選べるなら、もうプロに頼まなくてもいいのでは?」 そんな声も聞かれるようになりました。
しかし実際に、お客様のお住まいに出張訪問してみると、 そこにはデータだけでは捉えきれない“暮らしの温度”や“空気感”が確かに存在するのです。
本記事では、 「AIではできない、出張型カーテンコーディネートの価値」 について、現場のプロの視点から詳しくお伝えします。
AIでできること・できないこと【インテリアとカーテンの現場】
AIが得意なこと
色合わせのシミュレーション
家具レイアウトの提案
カーテンスタイルの選定パターン提示
これらは確かに、AIやアプリでも精度高くサポートできるようになりました。
でも、AIが苦手なことでも、AIが苦手なことは──
光の質感の違い(日中と夕方で変わる自然光)
床や壁紙の微妙な質感・光沢感
家具やカーテンの「透け感」など、素材が持つリアルな印象
家族構成やペット事情、暮らし方に合わせた細かなニーズ
そして、実際に設置できる下地の有無など、建物内部の構造に関する判断
つまり、AIは与えられたデータを処理する力は優れていますが、 現場でしかわからない「肌感覚」や「建物そのものへの理解」までは及ばないのです。
出張型カーテンコーディネートでしか拾えない「暮らしの違和感」
現場に立つからこそ、拾える情報があります。
朝と夕方で変わる自然光の表情
道路からの視線の入り方、角度
家族がどこに集まるかという生活動線
窓際にいるペットたちの過ごし方
天井高や窓周りの空間ボリューム感
例えば、猫ちゃんを大切にしているご家庭なら、 「爪とぎ対策も考慮したレース選び」など、カタログだけではわからない提案が必要です。
こうした“暮らしのリアル”を拾うには、やはり現場を五感で感じるしかありません。

カーテンは「感情に寄り添うインテリア」
カーテンは単なる機能品ではありません。
朝、カーテン越しにやわらかく光が差し込む心地よさ
夜、カーテンを閉めて守られている安心感
季節ごとに変わる光と影の美しさ
これらは、数値化できるものではなく、 「感情」に寄り添うからこそ意味を持つ体験です。
現場に立ち、その空間で流れる空気を肌で感じながら、 住まう人の暮らしに合ったカーテンを提案する。 それが出張型コーディネーターの役割です。
出張型コーディネートが選ばれる2つの理由
① 現場の「微妙なニュアンス」を感じ取れる
光、色、質感のちょっとした違い
窓や家具とのバランス
生活動線や空間全体の呼吸
② お客様の「本音」を引き出せる
好みや感性の微妙なニュアンス
家族内の要望バランス
将来設計(子どもの成長、介護、ペット共生)
雑談の中から拾い上げた小さなヒントを、 インテリアというカタチにしていく。 それはAIにはできない、人だからこそできるクリエイティブな仕事です。

まとめ|AI時代だからこそ、「人にしかできない豊かさ」を届けたい
AIによって暮らしが便利になる時代だからこそ、 人にしか作れない空間の“豊かさ”が、より一層大切になると感じています。
カーテンは、 光を透かし、空気を柔らかく変え、暮らしに色を与える存在。
私はこれからも、現場に寄り添いながら、 一つひとつの窓辺に、心を込めたコーディネートを届けていきます。
もしカーテンや窓まわりに迷われたら、 どうぞお気軽にご相談ください。
SO-RAI | 爽籟
窓装飾プランナー 飯島千帆
📍対応エリア:東京・神奈川・静岡(その他地域もご相談可能) 📩ご相談・出張依頼は【InstagramのDM】または【ホームページ】からどうぞ。 ▶ ホームページはこちら



コメント